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お茶を回すノベーション(1113回)

お茶を回すノベーション(1113回)

Released Sunday, 28th April 2024
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100歳を超える茶道裏千家の前家元・千玄室さんのお話が心に突き刺さ理りました


曰く

"ある意味で自分の忍耐力、寛容、忍耐、寛容、お茶を何回回したらええんですかって、何回回すんじゃないんです


出されたとこ、正面をちょっとよけさせて頂きます

謙虚になる 


回すってこと、覚えていただいたらね、ちょっと自分が半歩下がるんですよ


どっちかが言い合いしてても、ちょっと自分が控えめにしたら衝突しません


お茶を立てて自分で静かに飲んだ時に、初めてはあっと自分の心の中が豊かに落ち着いてくるんですよね"


ここから私は、千玄室さんのお話を、イノベーター3つのフレームで見てみました


1、パッション

寛容、忍耐、謙虚

2、仲間

千利休からの日本国民の支持

3、大義

世界と心の平和


茶道の心が、お椀を回すことに表れているということに、衝撃を受けました


回すことで、自分が少し下がることができる、そこに寛容、忍耐、謙虚の姿勢が表れている。それが作法となっていることから、すべての人たちがその形から心を学ぶことができる


ある意味形を作ることで、その心、私の言い方では、パッションを伝えてきているのだなあと、そのやり方にとてもイノベーションを見ました


またそれが、この日本という土地において、たくさんの仲間が集うことになって、何百年も続く大きな活動になっていることにも、何か誇らしさを感じました


日本の人々の心の中には、寛容、忍耐、謙虚のパッションが、とても共感できるものとして、長年存在しており、さらにはそれが、われわれの遺伝子や文化になっている


これは今に生きるわれわれ自身が、後世に伝えるべく、大切にしていかなければならない、そういうものだなあと深く思いました


さらには、われわれがその先に大きく共感できるのは、千玄室さんが言われるところの、大義があるからとも思いました


エリザベス女王やローマ法王へお茶を立てに行かれる、そこから、日本の何百年も繋がる遺伝子ときての大義、世界の平和と心の平和を茶道を通じて、伝えていかれる


それは翻って、我々日本人がその心を持っていることや、これまでの先人の想いや歴史や遺伝子を、絶やさずに行かなければいけないという


そんなメッセージにも感じられました


日本にはお茶道がある


そこには日本が伝えてきた、支えてきた大切な価値観がある


お茶を回すことにはそこに全てが込められている


お茶を回すノベーション


そんなことを感じました


参考:NHKアカデミア 千玄室 茶道と世界平和(後編)初回放送日:2024年4月24日 https://www.nhk.jp/p/ts/XW1RWRY45R/episode/te/RMPLYL3G7W/


動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/3plByhVlKM8


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