能登半島地震に見舞われた、輪島塗で革新的な漆器を生み出してきたパイオニアの漆器工房代表の桐元泰一(きりもとたいいち)さんの言葉に震えました
曰く
"そんな簡単なことではないですけども
輪島塗のようにですね、しっかりと直す
で、なおかつ、直したらもっと長く使えるようになる
だから僕たちもしんどいけど、今一生懸命、頑張って、みんなと話ししてですね
意見交換して、次に繋がるようにすれば、輪島塗みたいに、もっと長く使えるようになるから
僕らはもっと長くものを作れるようになる、俺は可能性があると思ってますけど"
ここから私は日本の遺伝子として、後世へも引き継ぐべき文化があると感じました
1、壊れたものを直し次世代へ繋げる文化
新しいものを生み出すだけじゃない
2、自らが立ち上がる復興文化
寄付やボランティアをするだけじゃない
3、次世代へ向けてみんなで話す文化
Winner takes allだけじゃない
2007年の能登半島地震、2020年のコロナ禍、そして2024年の能登半島地震と、経験されてきている桐元さんの言葉に感動しました
日本になぜAppleやGoogleが生まれなかったのかと、言われることもありますが、日本には新しいものを生み出すだけじゃない
輪島塗のように壊れたものに手を加えて、さらに味が加えられて、もっと素敵に長く使っていくいく
これは、ある意味、モノに対する愛情というか、ある意味尽くしてくれたものへの感謝という、利他パッション、または愛着が生まれたことによる大好きパッション、さらには、他とは違う個性を生み出そうとする個性派パッションを兼ね備えた、なんて誇らしい文化と思いました
そして、戦後の復興や、度重なる震災に見舞われる土地柄にも関わらず、その土地の人々は、自らの力で何度も立ち上がってきていることも、本当に大変だけれどもスピリッツが溢れているのだと思いました
海外では寄付やボランティアが、よりたくさん行われているという話を聞くこともありますが、もちろん日本でもたくさん行われていますが
何より日本には自らが立ちあがろうとする、脱出または成長パッションが、復興文化という中に、遺伝子として息づいている気がしました
さらには、自分1人だけで立ち上がるのではなく、みんなで立ち上がるというのも、日本の中には遺伝子であるのだなぁと思いました
揚げ足をとるとか、成功者を妬むような、そんなところもあるかもしれませんけれども、一方では
イノベーター3つのフレームのように、1人のパッションだけではなく、仲間を巻き込んで、そしてみんなで喜んでいく形を作る、だからこそ、古の伝統や文化がここまで継承してきていると思いました
日本には、新しいものを生み出すだけでなく、壊れたものをさらに素敵にしていく継承文化
寄付やボランティアをするだけではなく、自らが立ちあがろうとする復興文化
Winner takes allだけじゃない、みんなで新たなものを創り上げていく仲間文化
それらは、一言で言うと
何度でも立ち上がる文化
それが遺伝子としてあるのかもしれないと、1人感動してしまいました
そんな日本だからこそ、さらなる”何度でも立ち上がる仕組みづくり”ができる
そんなふうに思っています
そんな話をしています^ ^
参考:NHK プロフェッショナル仕事の流儀 能登のプロフェッショナルたち 初回放送日:2024年3月11日 https://www.nhk.jp/p/professional/ts/8X88ZVMGV5/episode/te/NZ7216161G/
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