今回の放送からは、第142回目の放送で行った「質問力チェックテスト」の内容に応じて、お子さんに効果的な質問をするための方法について、お話ししていきたいと思います。
前回もお話しした通り、質問力が高まると、お子さんが自ら考えて答えを導き出す力を引き出せるようになるので、ぜひこれからお話しする内容を実践していただければなと思います。
今回は質問力チェックテストの1つ目の項目にあった
「□子どもに何かアドバイスをする前に、アドバイスをしてもいいか質問している」
についてです。
普段、お子さんが、例えば
「宿題わからない」といってきたり、「今日友達と喧嘩しちゃったんだ」と話してきたりした時、皆さんはどうしていますか?
「宿題わからない」と言われた時は、問題の解き方をアドバイスすると思います。
あるいは「今日友達と喧嘩しちゃった」と打ち明けられた時は、友達と仲直りする方法をアドバイスすると思います。
もちろん、このようなアドバイスをすることはお子さんにとって役に立ちますし、悩みや課題の解決につながると思います。
でも「子供が自ら考え、答えを見つけ出していく」ことにフォーカスするのであれば、1点注意して欲しいことがあるんです。
それが、「アドバイスの前に許可を取ること」です。
どういうことかというと、例えば「宿題わからない」と言われた時に、その問題の解き方を見て間違いに気づいた時、間違っている部分をすぐに指摘するのではなく、こう許可をとってみてください。
「今この問題の解き方を見ていて、惜しいな〜と思う部分を見つけたんだけど、言ってもいい?」
これは、私も娘の宿題を見ているときによくやる方法です。
こうやって尋ねると、娘はよく「ちょっと待って!自分で見つける!」と、私のアドバイスを阻止してきます(笑)。
このように、いきなりアドバイスするのではなく、アドバイスをしてもいいかどうか尋ねることで、子供に選択肢を与えることができます。
今回の場合でしたら、「問題に間違いがあるのを指摘してもらうか」それとも「自分で間違いを探してみるか」を選択できるということです。
このような許可を取らずにアドバイスすると、例えば私の娘の場合、「なんでいっちゃうの!今考えていたのに!」と怒ってしまうことも多々あります。
皆さんもお子さんからこのように言われた経験お持ちなのではないでしょうか・・・苦笑。
このような事態を避けるためにも、この「アドバイスする前に許可を取る」というステップは、とても大事になってきます。
なぜなら一旦許可を取ることで、お子さん自身もアドバイスを受け入れる心の準備ができるからです。
皆さんも自分でなんとかしようと考えている時、横から色々と言われると「ちょっと黙ってて…」ってなっちゃいますよね(苦笑)。
そうならないために、今日からは「アドバイスする前の許可どり」を意識してみてください。
きっとお子さん自ら考える力が高まったり、アドバイスをスムーズに受け入れてくれるようになったりすると思います。
今回お話しした「許可」について、以前インスタグラムアカウントでも紹介しました。概要欄にリンクを貼っておきますので、ぜひそちらもチェックしていただけると嬉しいです。
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