今回も、第142回目の放送で行った「質問力チェックテスト」の内容に応じて、お子さんに効果的な質問をするための方法について、お話ししていきたいと思います。
今回は質問力チェックテストの10番目にあった
についてです。
お子さんが何か新しいことにチャレンジしてうまくいかなかったり、いつもはできていることがうまくできなかったり
何か失敗して落ち込んでしまうこともあると思います。
お子さんが落ち込んでいるのを見るのは、親御さんも辛いですよね。
そのようなときには、まず無理やり元気付けずに、今の落ち込んでいる気持ちをそのまま受け止めてあげてください。
何事もまず傾聴からです。
おうむ返しなどをしながら、じっくり、お子さんが今の感情をそのまま口に出せるように、話を聞いてみましょう。
それから次のステップに進んで欲しいのですが、大事なのは「失敗」を悪として捉えないようにすることです。
うまくできなかった自分を否定してしまうことは、自己肯定感の低下も招いてしまいます。
しかし、
とお子さんに伝えられれば、これからまた新たな挑戦をするときも、失敗しても構わないというマインドを持てるようになります。
では質問によってどうやってこのような失敗してもいいというマインドを育てられるかというと、例えば次のような質問の方法があります。
この質問は失敗を失敗と捉えるのではなく、1つの経験として捉えています。
私は、人生の中で失敗も成功も、正直言ってないと思っています。
その瞬間成功した・失敗したと思っても、長い人生の中では1つの経験にすぎず、その経験を「失敗」にするか「成功」にするかは、その後の自分の考え方や働き次第だと思っているからです。
なのでお子さんも「失敗した」と落ち込んでいたら、まずはその気持ちを受け止め、むしろいい経験をしたんだということを、ゆっくり伝えてあげてください。
いきなり「そんなの大丈夫!」と言ってしまうのは「全然気持ちを分かってもらえない」と思われる可能性もありますので、まずは気持ちを受け止める段階を踏むことも重要です。
失敗に落ち込んでいるお子さんをしっかり受け止め、心を開いてくれた後に、今回紹介した「失敗も1つの経験」ということを、じっくり話していただけるとうれしいです。
このことを繰り返していくうちに、きっとお子さんの中に「失敗しても自分は自分」「失敗してもそれを次に活かせばいい」というマインドを育めると思います。
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